商品紹介 鳳仙花 中上健次著

今日は久しぶりに寝太郎バザールの商品紹介をしようと思います(*⁰▿⁰*)

 

が、その前に!

 

朗報です!

 

寝太郎バザールの本が2冊売れたそうです!広島の書店員さんがやってくれました!

一冊は石牟礼道子さんと志村ふくみさんの手紙のやり取りを本にした 遺書 という本です。

https://atelier-shimura.shop-pro.jp/?pid=124419072

↑こちら買えます。取り寄せでもいいという方は是非とも書店で注文してください。この本も素晴らしい本なので、いずれしっかり紹介したいと思います。

 

さてさて話が逸れました。

今日紹介する本は 鳳仙花 中上健次著 という本です。

むかしむかし、京都に住んでいるころです。僕は京都の真ん中の西陣という地域に住んでいました。西陣には古本屋さんがたくさんあって、安い値段で読みごたえのある本がたくさん売られていました。

本屋さん巡りがすごく楽しくて1日に何件も巡ったりしてたんですけど、実際に買える本は限られてます。今も昔も変わりません。お金ないけぇ(笑)

鳳仙花とはカライモブックスという古本屋さんで出会いました。本棚の脇にカバーも帯もないこの本を見つけて、なんか気になって無性に惹きつけられて買っちゃいました。100円でした。

 

ttp://www.karaimobooks.com/

こちらカライモブックスさんのHPです。

‘京都には明神崎も不知火海もないけれど、石牟礼さんの言葉が心に浮かぶようなそんな本屋にしたい、そんな思いから、カライモブックス、と名づけました。’ とのことです。

冒頭の 遺書 の件とちょっと繋がりましたね♪

 

導入が長くなりました。鳳仙花の紹介をしましょう。

この小説は主人公のフサという女性の人生を描いた小説です。女の子が大人の女性になり、母になってゆく物語で、舞台は中上健次さんの故郷・和歌山です。

フサの母は妊娠中に自分の腹を何度も木で打って堕胎しようとしたがやりきれず、フサは逃れ難い苦しみを背負って私生児として生まれる。というところから話は始まります。母が腹を打つ場面は作中に何度もハイライトとして出てきます。

15歳で奉公に出て、結婚、出産、兄の死、夫と息子との死別、自分もまた母と同じく未婚の子どもを出産する。血のしがらみの中で生きる人の苦しみや渇きを強烈に描いていて、ものすごく生々しいんですけどものすごく面白い小説です。

和歌山の方言が強すぎて読み取れん場面も多々ありますが、風景の描写はとても鮮やかで読んでいてすごく心地いいです。ざっぶーんって潮鳴りの音が聞こえてきたり、ドコドコと大きい川の流れる音が聞こえてきたり。

フサが産んだ長男がお父さん(フサの旦那さん)と庭で相撲を取るシーンで、妹が「頑張れー!」って応援するんじゃけどなんかめっちゃ幸せなシーンだった。ええやん。不幸なことばっかじゃないじゃん。と思ったら数ページ後にお父さん(フサの旦那さん)が死んで、え…ってなった。小説とはいえ容赦ない。

読み終えた時の印象は’真っ赤な小説だなぁ’ってかんじです。鳳仙花の赤、血族の赤、お兄ちゃんが死んだ時の血しぶきの赤、赤ちゃんの赤。黒いインクが赤く見えるくらい真っ赤な小説でした。うまく言えれんけど、とにかく赤い小説です。

このへんで終わりにします。面白い小説なのでぜひ読んでみてください♪

 

こんど小説で12色集める遊びを誰か一緒にやりましょう(*⁰▿⁰*)

 

それではきょうはこのへんで

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です