つぼみ

久しぶりに本の話をしようと思います。

今読んでいる本は宮下奈都さんの つぼみ という小説です。宮下奈都さんの小説は スコーレNo4 以来でこのつぼみという小説で2作目です。

宮下奈都さんの小説はオープンなので大好きです。すっと物語の世界へ入れてくれて、出る時も後味悪かったりしない。またおいでね〜って言ってくれるような小説です。

春になったらこの小説を読もうと思っていて、ようやく先日から読み始めました。6つの章で構成されていてそれぞれにタイトルがついています。

1章が「手を挙げて」。2章が「あのひとの娘」。3章が「まだまだ、」。4章が「晴れた日に生まれたこども」。5章が「なつかしいひと」。6章が「ヒロミの旦那のやさおとこ」。それぞれこんなタイトルです。

僕はいま2章の「あのひとの娘」の途中まで読んでいます。昔の恋人の娘が自分がやっている華道教室に生徒としてやってくるという内容なんですけど、主人公の心は穏やかではありません。かといってあからさまに冷遇するわけではないのですが。。。とにかく穏やかじゃない。さてどうなっていくのか気になります。

 

主人公が昔の恋人に女の子が生まれたと聞いた時の文章がすごくダサいけどすごく切実でお気に入りです。そこを一文引用して今日は終わりにします。皆さんも読んでみて下さい♪

 

「そのときはじめて、取り返しのつかないことになった気がした。取り返しなんて、もうずっと前からつかなかったのに。まだ間に合う、まだ間に合う、と思おうとしてきた。ほんとうはもうずっと前に終わっていたのだ。私はそれを知っていた。ただ、それでもどこかに細い糸が繋がっていると思いたかったのだ。

その日から、いつか、と思うことをやめた。…。」

 

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